7月11日(金)午後4時より、高岡市にて、第10回トナミグループ労使懇談会を開催し、会社より小島・髙柳両取締役と坂井執行役員の3名にご出席いただきました。
はじめに組合側代表として、金作委員長より「我々働く側との懇談を通じ、より信頼関係の強化を図るとともに、労使間の行き違い、考え方の相違など、不十分な労使関係に陥らないように、本日は十分に意見交換を深めていきたい。物流を取り巻く状況については、転換期をむかえている。本年6月に『貨物自動車運送事業法の一部を改正する法律案』、および『貨物自動車運送事業の適正化のための体制の整備等の推進に関する法律案』が可決・成立し、労働環境改善が図られようとしているが、私たちの産業が魅力ある産業となるにはまだまだ多くの課題を抱えている。また、トナミHDは、日本郵政グループに加わることとなったが、今後もこれまで同様にトナミグループの企業側、労働側に真摯に向き合い、中長期的に話し合いの場を持つことが、会社にとっても労働側にとっても有益なことになると考える。今度ともそれぞれの会社においても経営施策が一方的に実行されることのなきよう、労使事前協議制をベースに問題解決をめざしていただきたい。そして、今後ともトナミHDとの話し合いや事前協議を通じ、企業の発展のため、そして職場環境の改善のため、グループ労連の機能を十分に発揮し、前向きに建設的に取り組んでいく」とあいさつがされました。
続いてトナミHDより小島取締役のあいさつとトナミグループの業績動向について、髙柳取締役からは人事労務方針・当面する課題について説明がされました。
その後、これまでのトナミグループ労連執行委員会やトナミグループ労組連絡会議において、会社経営に関わる問題点や課題について議論を積み重ねてきた事項より、経営諸政策への提言として、「人財不足の対策強化」「社員同士の交流機会の拡大・促進」「高年齢者雇用対策の推進」「将来を見据えた経営者育成の強化」「適正運賃・料金の収受に向けた取り組み強化」「コンプライアンス違反の撲滅と情報開示の推進および監査機能の強化」「安全対策と健康促進の取り組み」「亀裂なき個別労使関係の構築」「職場におけるハラスメント対策の推進」「誰もが働きやすい組織風土づくりの構築」「最先端機能の研究と技術革新への対応に向けた設備投資」「トナミグループのさらなる発展」の12項目について要請し、意見交換の後、労使懇談会を終了しました。
翌日、午後1時よりトナミ運輸本社4階ホールにて、第2回トナミグループ労働組合連合執行委員会を開催した。活動報告の後、「各単組の2025春闘取り組み結果」「第61回定期大会」「スクラム共済」等についてそれぞれ確認し、意見交換を行いました。
▲トナミグループ労連単組代表者会議に参加の各単組役員の皆さん
▲トナミグループ労使懇談会の様子